新たな旅客需要を掘り起こし

新たな旅客需要を掘り起こし
1975年11月(平均32%・料金のみ値上げ)・1976年11月(平均50%)と2回に分けて実施された国鉄の運賃大幅値上げや、この前後に頻発していたストライキを契機として、名阪特急は運賃面での優位性を得て、乗客数が大幅増加に転じた。編成も1980年3月より3両編成基本となるなど、増結が繰り返されていった。

そして1988年よりデラックス車2両を含む6両編成を基本とする、画期的な新車である「アーバンライナー」こと21000系が「甲特急」で運行を開始。このときのダイヤ改正で最高速度が120km/hに引き上げられ、名古屋〜鶴橋間の最速所要時間は1時間59分となり、遂に大阪〜名古屋間の運転時間が2時間を切ることとなった(後に一部区間の最高速度が130km/hに引き上げられ、所要時間も1分短縮されている)。これにより「アーバン効果」と呼ばれるほどの大成功を収め、この結果甲特急の輸送実績は再び東海道新幹線開業前の水準に達した。このため「アーバンライナー」の一部編成については、中間車2両を増結して8連化が実施される程であった。また、昼間以外は大和八木、津に停車する「甲特急」列車も登場し、大和八木〜名古屋間や大阪市内〜津間で、新たな旅客需要を掘り起こした。

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