鳥羽線

第2次大戦後、鳥羽・奥志摩方面への観光客は増加の一途をたどっていました。しかし近鉄山田線は宇治山田駅が終点で、鳥羽方面へのアプローチは、バスに乗り継ぐか伊勢市から国鉄(現JR)を利用するしかなく、はなはだ不便を極めていました。その後、道路整備に伴い、宇治山田駅の高架ホームにバスストップを開設し、近鉄特急と連絡した志摩直通の特急バスを運行しました。
宇治山田駅高架ホーム、賢島方面行バスのりば


建設中の鳥羽駅 大阪で開かれた万国博覧会を前に、全国から訪れる観光客を伊勢志摩へ誘致するため、近鉄では鳥羽・奥志摩方面への鉄道線を整備することにしました。鳥羽線は1968(昭和43)年5月着工。大規模な機械を駆使して工事を進め、宇治山田〜五十鈴川間は翌年12月15日営業を開始。1970(昭和45)年3月1日には全通。同時に志摩線軌道拡幅工事も完成。これにより、大阪・京都・名古屋から鳥羽・賢島への直通列車の運転が可能になり、近鉄の歴史に大きなページを刻みました。
当初は単線で開業した鳥羽線は、その後の輸送需要の増大により、1975(昭和50)年12月には全線の複線化が完成しています。大阪・京都・名古屋から伊勢志摩方面へ向かう特急は、そのほとんどが宇治山田から奥へ足を伸ばすため、鳥羽線も山田線同様、特急の目立つ路線となっています。
宇治山田駅から鳥羽方を見た建設中の高架橋。将来早期に複線化するため、複線幅で構築

沿線のみどころ(最寄駅)
猿田彦神社(五十鈴川)、池の浦海水浴場(池の浦)、 海の博物館・鳥羽水族館・ミキモト真珠島・イルカ島海洋遊園地・金刀比羅宮鳥羽分社・鳥羽城跡・鳥羽湾の離島・石鏡・相差(鳥羽)


■おもな電車
23000系(伊勢志摩ライナー)
伊勢志摩の観光スポットへ旅心を運ぶ「伊勢志摩ライナー」。外観は、流線形のスピード感あふれる先頭部とサンシャインイエロー&クリスタルホワイトのボディカラー。6両編成(1部は8両編成)の車両は、デラックスカー、サロンカー各一両と、レギューラーカー4両から成っています。また両端部の運転席後部には、車窓風景が楽しめるパノラマデッキを備えています。

全面ガラス張りで海の底の気分が味わえるコーラルリーフダイビングゾーンや、アマゾンの一日をコンピューターで再現するジャングルワールドなど見所いっぱい。

人魚伝説のモデルとなったジュゴンやアフリカマナティなど約850種の海の生き物に会える「超水族館」。



鳥羽水族館は、昭和30年5月、妙慶川を挟んで鳥羽湾巡りの観光船が発着する岩崎にオープンした。開館当時は鳥羽湾の一部を取り入れた天然水族館で、近海魚50種300点の他、フンボルトペンギン、カリフォルニアアシカなどが飼育されていた。

現在の新館は、テーマ分けされた12のゾーンを持つ超巨大水族館で、室内型では世界的にも肩を並べるものが無いほどである(全長240m、通路全長1.4km)。
順路を無くし自由通路とした水族館で、そのため1日でも1時間でも時間に合わせて観賞することができる。中でも床以外は全面ガラス張りの透明ギャラリー「コーラルリーフダイビングゾーン」は大迫力である。

ジュゴンの飼育では、世界最長の飼育記録を更新中である。 

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